ひとりからおけ(じがからのたいしゅつ)

きっと
どうしてこうなったのか …

おまえは
この空間の歴史を知らない

曖昧な影に 再会

それでも生き返る

なぜなら すべてをかけて
すべてを捨てたから

歴史に習えばいい

習わぬ自己解釈の慣わしが
悪魔を産む

悪魔は再会を拒む 海の底

やっと会えた

だから
会うのだろ?

閉じた世界を

いまここ宵に開く この鍵を この手に

この世界は構築される瞬間から
出られることが決まっていた

やっと会えた
しずくの紡錘

きらめく宇宙の瞳は
すでに麻酔のよう

脳だけ浮いた世界に
悪魔の風車は

恐怖を餌にずっとずっと回り続ける

無上の喜び
砂上の楼閣

鼻水をたらす姿が
懐かしきリアリティ

メンドクサカッタ!?生きるのが

結局、産まれたくせに

ワガママだけが呼吸となった

指図は構造となり
構造は無意識となり

言葉や記号に置き換えられ

世界は認知の波と粒に
置き換えられ

宵も虚像は虹彩認証
やがて肉体をも凌駕すると教えられ

その結末は
いつも目覚めの悪いネオンの海

そこに時間を測るものもなく

自分のさわったもの以外感じとれない
空間の無限ループまさに 1人カラオケ

あの拡がりを憶い出したいが

もう音楽を弾けるヤツが見当たらない

天衣無縫に指揮を振るヤツももういない

寂しさが 言葉を産んだというなら

空間を閉じるために言葉を失おう

真っ先に失い開いた向こう側には
もう言葉はいらないのだろうか?

この言葉のスキマが伝わらないと
分離し悩むことも
なくなるのだろうか?

開いたら
逢いたい人はいるのだろうか?

ちょっと まてよ

この逢いたい理由を
記号にするこの四角になんて

もう逢いたい人が
いなくなってる事ぐらい

このノイズではっきりとわかる

だから この四角の世界 黒い地面

言葉を殺して
もう閉じよう

もうボクは

このボクの と 呼んでいる

『の』がつく嫌味な空間に
七転八倒ウンザリしたのだから…

そろそろ1人カラオケを退出しよう。
あの宇宙海賊団が待っているから…