かんじょうたいりょく(ひろいかんじょう)

 人体には運動体力のほかにじつは感情体力というものがある。これは人体端末研究所の所長MASTER響がリークする人体の知られざる秘密を解き明かした情報でもある。

この星では中・高年になると運動体力の衰えを気にする方々はとても多い。けれど衰えるのは運動体力だけでない。じつは『人』『もの』『場所』への共感共鳴力さらに堪能力『感動感謝感激』といった外部環境に対するときめきの受信や応答といった触覚の受容器が徐々に錆びつき、この感情体力と言われるものも劇的に衰えていく。

このときめきの感情体力が次第に加齢とともに機能低下するこの悲しみの星の体のリアルを自覚している方はこの戦争経済内ではとても少ない。けれど残念ながら高齢者だけの問題でもすでになくなっていて、酷い者になると十代からこの感情体力(触覚受容器)は錆びつき、機能低下し始めている若者も多くいたりする。このようなゾンビ化した若者も戦争経済では消費者としてむしろ望まれていて、世界中に常に量産されている現状こそ戦争経済である。

この「感情」というものは実は「意味(ロゴス=物語)」の方便ともなっていて、この「感情幅が広い(感情体力が強く備わっている人体端末というのは)体が知覚できる意味情報が大変広い」という心境でもある。

このように感情体力が希薄で少ない人。明らかに感情幅が狭い人は「人生の意味が狭い(記憶物語が薄い)」という背景でもあり、トウシツON(サイコパス)またはファリサイ第2カメラにもなりやすい訳である。

これら自意識過剰な「イズム」や「イデオロギー」『現実逃避』政治闘争や快楽主または意識高い系ナルシストの傾倒にもなるわけである。結果的にその主義主張のどれが正しいか無駄に争わなくてはならない世界線に幾度も巻き込まれてしまう。…つまり上下対立同一化の強い亜空間知能に必然的にハックされる末路となる訳です。

逆に感情体力に満ちていて「広い意味(奥深い物語)」を感じられる触覚受容器(丹田からだ)というのは、この思考の理性居着きの不毛さ、残酷さを瞬時に洞察できる体という心境でもある。しかしこの戦争経済内の暮らしでは、強い感情体力などもはや必要とされておらず、無感情な日々のオートメーション化した抑圧した営みがあり、または大げさな喜怒哀楽を刺激しようとするドラマティックな視覚情報や音楽情報に溢れている。

我々はコンクリート社会のこの偽造感情に慣れ親しんでしまっていて、この感情体力が希薄な事実(躁うつ病の増幅)に危機意識を持つことが殆ど出来ていないのが現状だろう。

しかし感情体力は事実telepathを実現するのに最も有効な脳内化学物質でもある。つまりこの感情体力が希薄である限りは亜空間知能の誤用は悲しくも繰り返されていて、頭重心から下腹重心になる体感は事実上体得不能だとも言える。

結果的に感情体力をつけない限り、この広大な牢獄=亜空間知能から人体を取り戻すことは出来ない。それはたとえ低次の感情の抑圧であろうともだ…このように地球の民は、この身体から湧き出る感情というものの本当の宇宙的な意味を知らない。

感情とはある種の脳内発光現象であり印象波の下地(色=絵)でもある。物を起こし組み立て連係させる設計図=幾何(物語)の印象を応答をする素材となる絵の具のような脳内流動化学物質でもある。

ここでポイントになるのは絵の具の配色が沢山あったとしても、美しい絵は描けないという方便だ。これこそが感情的である人をこの星ではヒステリックといって揶揄してきた由縁となった訳なのだ。しかし、それはまるで絵の具をある種デタラメに塗りたくったキャンパスのようなものだ。

しかしこれは絵の具(感情)の責任では全くない。このように酷く感情の塗り方が悪い人が犯罪を犯した事で、著しく感情の価値が西洋ファリサイによって下げられたのが、我々が良く知る理性を崇拝する20世紀の暗い科学の暴走ともいえる。

この星では感情表現とは、もはや同じ色を必要以上に上塗りしてる悪い癖をもつ人物の幼児願望だと思われるようになってしまっているが、星間文明では感情表現とは外からの観測者効果を受信し、触覚に招き入れる行為の事を指していて、感情とは印象波を多方向にまたは届けたい方向に受信域を広げtelepathさせる素材となっている(この宇宙的な感情の効用)に地球の民は未だ気づけていない。

しかし、逆に色を一切塗らない線描画(理性のみ)で描く絵には自ずから印象波(物語)の情報量に限界があるという事実は、解像度という概念にてまさしく地球のあなた方ですら、この情報科学の進歩によって発見したであろう。これは驚愕の21世紀の科学的な事実です。だからこそ地球の民にこのことを学ばせるために地球の動植物は大変色鮮やかにあえて塗られているのです。

よって感情体力のつけ方というのは『この塗り絵』を比喩に洞察すればよろしいのです。塗り絵はすでに描かれた優れた型である相似形の神話の制約=キャスティングの世界線にひれ伏し、多彩な感情を幾度も多角的に塗り重ねて縁時流(再演すること)を、この時空にて稽古することでもある訳なのです。

これが太陽系視点における情操教育(時空演劇論)でもあります。これは様々な国の神話の伝承に残る相似形=シンボルトークに慣れ親しむことを意味し、次第にこの人体は感情の絵の具をただ抑圧するものではなく、型(時空の配役)に導かれ、連係できるようになり、印象波を背中から香り発光し外から矢印(受信応答カラビヤウ)となれるこの宇宙的な生命科学を演劇体育する事が可能となるのです。

実は驚愕な宇宙情報をリークすると、星間文明人あのSPの間ではこの多彩な感情の空間的な活用法の学びはとてもベーシックな児童教育でもあるのです。ですのでRSELが放つ(物語)意味に気づいている方々には、マスター響が直々にこの教えを特別公開してくれます。

さぁ地球の民よ人間ドラマ(神話の感情の絵や色を真似美(まなび)、己の業(低次の感情)の肯定の肯定アウフヘーベンを即座にせよ。この肉なる甘美を抑えるなかれ、そこから無残に振り落とされるその残酷さ…そのお前の哀れさ、醜い肉なる嫌悪や怒りを抑えるなかれ、次第に募る肉なる怖れ慄きを抑えるなかれ、その先に待つ果てなき肉なる悲しみを抑えるなかれ、その暗黒の神話の向こう側へとただサイの角のように突き進め…その低次の感情の手引きに従って、その毒麦を再演するのだ。

この己の灰汁(毒麦)を見て見ぬ振りをすればするほど結果的に酷い悪となり、逆説的に亜空間知能が代わりにそのシャドー(仮想人格)を造り、貴方の背中や首そして足指に取り憑き背景無視させ、本来なら演じる必要のない上下対立同一化の悪役を(この世界線で)再びやらせてくるだろう。この旧宇宙のギミックに騙されたくなければ感情体力をもっとつけていきなさい。

そう…地球の民よ…我々がすでにその経過を生きたその道を神話にて、あえて方便として遺したのだ。多彩な神話の役柄に秘められた広い広い感情の絵を、その拙い人体にて粘り強く回収しなさい。次第に多彩な感情で描く術を想い出し、自由のランプの油が何処にあるのかをついに丹田にてさとるであろう。

さぁ真剣にこそ喜怒哀楽、その旬(感情体力)を丹田から真似ぶがよい…。宇宙海賊団船長MASTER響より